創立50周年記念式典・記念講演・祝賀会【 R6.12. 7(土) 】
update / 2025年01月07日
令和6年12月7日、高岡商工ビル2階大ホールにて「創立50周年記念式典」を開催。新田八朗富山県知事、角田悠紀高岡市長、塩谷雄一高岡商工会議所会頭、佐藤卓一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会専務理事をはじめとする多数のご来賓の方々、組合員、賛助会員など約100名が集いました。
式典オープニングを飾ったのは「50年のあゆみ」(映像)。昭和49年(1974年)、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」(伝産法)の制定、施工に伴い、同年12月7日、伝統工芸高岡銅器振興協同組合(伝振協)が発足。9業種別組合から509社の加入でスタートし、先人の熱い思いと尽力により、翌昭和50年の第一次指定11産地の一つとして認定。以来、策定した振興計画に基づき、国からの補助金交付により、後継者育成、需要開拓の二大主流事業を行い、地域とともに歩んできた50年の足跡とさまざまな活動をまとめ上映しました。
式辞で竹中伸行理事長が「伝統とは革新の足跡。変化する市場を見据えながら伝統技術を継承、発展させるため挑戦を続ける」と挨拶。新田富山県知事、角田高岡市長、塩谷高岡商工会議所会頭からの温かいご祝辞と激励をいただき、深い感謝と更なる振興に向け気持ちを新たにしました。
50周年を記念し「鋳銅富山湾鮨」(制作途中)を披露。これは、富山県が進める「寿司といえば、富山」ブランディングプロジェクトに合わせて、高岡銅器の技術で鋳銅製の原寸大の富山湾鮨を作ろうという事業で実物の寿司から型どりした原型を元に精密なロストワックス鋳造で寿司を表現したもの。今後、伝統的な煮色をベースに加飾を施し、完成のあかつきには高岡市に寄託し、高岡市美術館等で展示いただく予定です。
式の後半では、竹中理事長より嶋安夫(第7代理事長)、梶原壽治(第8代理事長)、山口敏雄(第9代理事長)の3氏に対し感謝状を贈呈。代表して梶原壽治元理事長からこれまで当組合を支えてきた諸先輩方への感謝と未来への新しい挑戦へと熱いメッセージをもらいました。業界のさらなる発展を誓い、会場は厳粛な中にも温かく穏やかな雰囲気に包まれ閉会しました。
記念講演では、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会 専務理事 佐藤 卓氏が「人(ひと)の思いを形にして世界を支え続けている高岡の銅鋳物技術」~次の五十年に向けた新たな提案!~をテーマに、高岡銅器の売上推移等の資料とともにご講演くださいました。
祝賀会は、高岡商工ビル10階レストラン松楓で開催。橘 慶一郎内閣官房副長官より祝辞をいただき、伝統産業応援アイドルグループ minT による司会と余興、歴代理事長方へのインタービューなど和気あいあいとした雰囲気の中、閉会しました。
ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。ご来場いただいた皆様より温かいご祝辞の言葉やお祝いをいただき、式典、講演会ならびに祝賀会が盛大に開催出来たことに心から感謝いたしております。50周年を迎えることができましたのも皆様のお力添えあってのことです。
引き続き、記念事業の銅製の実物大の寿司「鋳銅富山湾鮨」の制作完成および記念誌発行に向け遂行中です。今後とも何卒ご支援ご指導を賜りますようお願い申しあげます。
最後に、本式典、記念講演ならびに祝賀会にご参加、また、準備段階からご理解ご協力いただいている方々へこの場をお借りしあらためてお礼申し上げます。