ものづくり・デザイン人材育成特区・高岡市-高岡銅器の人材育成
update / 2019年11月13日
2006年3月に「ものづくり・デザイン人材育成特区」に認定された高岡市では、同年より高岡市内すべての小・中・養護学校で、日本で唯一の正規授業「ものづくり・デザイン科」を行い、伝統技術の継承やものづくり・デザインを担う人材育成に取り組んでいます。
伝統工芸高岡銅器振興協同組合は、「ものづくり・デザイン科」の事業支援として、『子供たちの鋳物体験(生型鋳造法・伝統工芸士派遣』を開講し、高岡市内の小学5・6年生と中学1年生に受講してもらっています。この事業を機会に、高岡銅器の体験的な制作活動を通して、ものづくりの喜びを感じ、高岡銅器の人材育成に繋がることを期待しています。
さらに、伝統工芸高岡銅器振興協同組合では、「ものづくり・デザイン科」の事前体験として『銅器に親しむつどい』を高岡市内の小学校3~4年生の児童を対象に実施しています。私たちの郷土「高岡」の誇るべき伝統産業である「銅器(鋳物技術)」を実際に自分で見て体験(作品制作)することにより、机上学習では学べない貴重な体験として児童の心の中に深く残るものと考えています。